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帯広徳島県人友の会創立115周年おめでとうございます!

帯広徳島県人友の会のみなさま、創立115年おめでとうございます。立派な記念誌をいただきました。
 
表紙の十勝平野と日高山脈の素晴らしい風景に感激!思わずNHK朝ドラの「なつぞら」を重ねました。徳島から入植した先人の方々は、あのドラマのような過酷な暮らしをされたのでしょう。


記念誌によると、1892年(明治25年)、徳島県三好郡の有志が「南海社」を結成し、中川郡咾村(いかんべつむら)、現在の幕別町相川に入植したそうです。ちなみに、なつぞらの主人公なっちゃんの祖父柴田泰樹さんは「晩成社」で入植したという設定です。晩成社は1883年(明治16年)帯広に入植。帯広・十勝に、団体では晩成社の次に南海社が入植したそうです。
 

1904年(明治37年)、徳島と讃岐の方々が同郷のよしみで「阿讃会」を起こし、県人会を発足。大正半ば頃、阿讃会から独立して徳島県人会となりました。泰樹さんの時代から県人会があったのですね~(すぐなつぞらに行ってしまいます、笑)。帯広・十勝に入植された方々が、県人会活動を通して故郷を懐かしみ、共に苦労に耐えて来られたのだろうと思います。記念誌の年表を読み進めると、阿讃会からの115年歴史の重みを開墾の厳しさを感じます。

 

この記念誌は、北海道立や札幌市立図書館のほかに、徳島、十勝の図書館に寄贈されているので、読んでみたい方は、ぜひ図書館にお問い合わせください。

記念誌には我が県人会の梶浦会長の祝辞も掲載されています。そのメッセージにもあるように、活発に活動されている帯広の加藤会長は札幌のイベントにも来てくださり、私たちとも交流を深めてくださっています。同郷というつながりは心強いです。

裏表紙は、徳島県の花「すだちの花」です。徳島では5月中旬頃、すだちなどみかんの花の香りがどこからともなく漂ってきます。北海道では柑橘類は越冬しないため、もう何年もあの香りに出会っていません。帯広の記念誌を拝見し、すっかり徳島が恋しくなりました。今日の夕飯には徳島のすだち酢を使いましょう。(天陽君ファンの事務局 岩野美穂)

追記 帯広徳島県人友の会加藤会長から、記念誌掲載のお許しを快くいただきました。ありがとうございました。

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コメント: 2
  • #1

    佐々木こずえ (日曜日, 26 6月 2022 20:09)

    図書館にて読ませて頂きました。親友が徳島県出身で、武道の歴史を調べています。その関係もあり、お話をお伺い出来ましたら幸いです。ご検討くださいますようにお願いします。

  • #2

    札幌徳島県人会事務局 岩野 (火曜日, 28 6月 2022 08:18)

    佐々木さま、コメントありがとうございます。
    武道のことですか、私どもでできることでしたら、可能な限りご協力致します。
    まずは、ご友人の方から、県人会メール宛か
    stkenjinkai1956@gmail.com
    お電話08032941315をいただけると幸いです。

    どうぞよろしくお願いします。