全国各地の徳島県人会の方と電話でつなぎ、活動を紹介する「徳島つながりご当地トーク」に会長が2021年11月23日に出演してお話した内容を抜粋してお伝えします。
●四国放送 福島アナウンサー
〇札幌徳島県人会 梶浦孝純会長
●徳島は今朝、一気に冬の空気に変わりましたが、札幌はどうですか?
〇今朝の札幌は雪が舞っていました。遠くの山は白いです。これでも冬の訪れが遅いです。
●コロナの状況はいかがですか?
〇感染者数が落ち着いてきたので、人出は増えてきましたが、警戒は続いている。
●ご自身は徳島に住んだことがないとのこと。どのようなつながりがあるのですか?
〇両親が美馬市脇町出身。父が次男だったこともあり、大正の終わり頃に北海道に移住した。
●梶浦さんのお年は?
〇もうすぐ86歳
●徳島の地を踏んだのはいつですか?
〇昭和19年10月小学4年のころ戦局が厳しいころ、北海道が危ないので、徳島に避難しようと行った。当時3~4日かかって行った。札幌から函館に移動して、青森まで青函連絡船、青森から鉄道で上野駅、そして徒歩で東京駅。東京駅から鉄道で大阪天保山。そこから船で小松島へ。歩いて徳島へ。徳島駅からはぎゅうぎゅう詰めの鉄道で穴吹に。
●はじめて訪問した徳島の印象は?
〇天国に行ったみたいだった美しく自然が豊かで。伯母が泣いて喜んでくれた。たらいに寿司を作って歓迎してくれた。地獄から天国に行ったみたいで至福のひと時だった。
●会長になったのはいつですか?
〇県人会は65年前に設立。26年前から会員。会長になって6年。
●県人会の様子を教えてください。
〇会員は一時50名ほどいたが少なくなり、現在は会員30名と協賛企業が5団体。先日2年ぶりに北海道・徳島交流のつどいを開催。盛大に交流ができた。北海道内の徳島県人会との交流をしている。会報「北すだち」を発行。ホームページ「北すだち」で発信をしている。また、北海道阿波踊り振興会では、北の地のみなさんに踊りを見ていただいている。徳島の観光や物産の紹介に協力。5年前から毎年夏に3カ月限定でアンテナショップを開いているので、その応援もしている。そこでは焼酎「里娘」、金長まんじゅうや半田そうめん等を販売している。売り上げが良いとのことでうれしい。
●会長として、今後どのように活動していきたいですか?
〇北海道は江戸時代から藍の栽培などつながりがあったが、徳島から多く移住し開拓に入った。そのため、北海道と徳島にはつながりがある。それを大切にして私が考えた「広げよう、つなげよう、北の地での阿波の絆」を会員の皆さんと共に誓っている。徳島はいいところ、好きな所。徳島の発展をますます祈りたい。
●85歳の会長さん、説得力ありました!また機会がありましたら別の角度からお話を伺いたいですね。
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